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旅育パパの『五大陸留学旅行』のススメ(何用あって毎月世界へ?)

若いときには旅をせよ! 30歳まで20カ国をバックパック旅してきましたが、これからは家族で5大陸制覇しながら『旅育』に励みます。異国の自然・文化・語学を吸収して『五感』解放国際交流!(体験=神経発生天才児を作る近道です)
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餅は…丸餅派? 切り餅派?(手もみの丸餅が美味しい理由)

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餅は…丸餅派? 切り餅派?
私は静岡生まれなので、つまり母が関東出身、
小さい頃から切り餅を食べ慣れていました。
新庄村に移住して初めて「丸餅」文化に触れました。
 
なんと手間がかかること!
ばんじゅうに餅を伸ばして、カットすれば楽なのに!
 
ところが、ここ新庄村は
村人の多くが、一年中餅を食べている異世界。
 
(田舎のファーストフードだと言っています。
 理由は噛まずにすぐ飲み込めて、
 食事が早く済み仕事に取りかかれるから。
 そして腹持ちがする、力が出る、粘りが出る。) 
 
1年中、餅がある日常。
餅へのこだわり、がハンパありません。
 
たとえば猟師さんは、干し柿と餅を
ポケットにしのばせ、猪を追っていました。
餅があれば、森で火を起こせばすぐ
温かいランチ(焼き餅)にありつけます。
 
そういえば、東北の大震災の時にも
新庄村の餅をたくさん送りました。
水がなくても、調理できるので
非常食としてたいへん重宝されたとか。
 
ぜんざい(お汁粉)は、この村では
食事としても認識されています。
 
田植えの手伝いに行った後には、
昼食代わりにぜんざいが振舞われたり。
 
中に入れる餅が2枚だと小食で、
5枚くらいが一人前です。
 
餅をくちゃくちゃ噛みちぎるような
食べ方をしていると、
この人は餅が嫌いなんだなと
勝手に邪推されます。
 
お雑煮は汁自体はとてもシンプルで、
汁はあまり飲まないようにして、
餅だけ次から次にお代わりします。
 
それも飲み込むように、
食べていくので、見ているこっちが
心配になります。(高齢化率40%)
 
とてもキメが細かく
餅は蒸した米をついて作るので、
噛まなくてよく、とてもなめらかで、
のどにつまらない餅らしいです。
 
で、もう一度お伺いするのですが、
あなたがもし「切り餅」文化育ちだとして
「丸餅」を買い控える理由があったら
ちょっと教えてくれませんか?
 
たしかに、新しいことを受け入れるのは
不安だし、恐ろしいことかもしれませんし、
どこかに角が立つことかもしれません。
 
もしかすると潔癖性の人なら、
手で揉んで(丸めて)丸餅を作る工程に
ギョギョっとするかもしれません。
 
自分が地元贔屓で一生懸命
「丸餅」の素晴らしさを説いても
無理な人は無理だというのも分かっています。
 
その上で、私が関東の「切り餅」文化から
関西の「丸餅」文化に改心した
2つの理由をお伝えしたいなと思っています。
 
もしかしたら、丸餅といっても一概に
全部が全部そうではないかもしれません。
 
私は、新庄村の丸餅しか知りませんし、
この餅を食べたら、これが本物だと気づきましたし、
もう他の餅を食べるつもりもないので、
私がこれから話す「丸餅」の特徴は
新庄村の温かみのある生産者さんたちが
1つ1つ真心を込めて作っているヒメノモチのことです。
 
丸餅が口に入るまでには
いろんな「隠し技」が効いてきます。
 
とにかく切り餅とは比べ物にならない「別格」品
だということに気づきました。
 
はっきり言って、アートですね。
毎日食べるものですけど、これは芸術作品です。
 
何が一番違うかというと…手揉みの工程です。
 
丸餅は1つ1つ食べやすい大きさに
「切られ」てポンと手揉み係に渡されます。
そこで、手揉み係が手の平に包み込むように
餅を転がしながら押し揉みします。
 
やりすぎても、粘りが出すぎてダメです。
手の中で餅がちょうどよい具合に
押し返してくる頃合いがあり、
これを見極めるのは熟練ならではの匠の技です。
  
不思議なんですけど(私も昨年から揉み手
デビューしまして、実際にやってみると)
力技ではダメなのです。
グイグイ押し揉みてしまうと、反発が大きくなり
まるでボール玉のようにまん丸になります。
 
優しくコロコロポンとやってやると、
最後グッと平らに押し付けた時、
ちょうどいい具合に跳ね返って、
餅の丸みが生まれます。
 
臼で十分ついた後に、もう一度手揉み。
これが最高の粘りを生みます。
 
新庄村の餅は鍋や汁の中で「溶けない」
という都市伝説がささやかれていますが、
あのコシの強さのヒミツはこれだったんです。
  
コシがあって、粘り強くて、伸びがあって、しなやか
真っ白な丸い餅は白星を連想させて縁起がいいので、
新庄村の餅が両国国技館で振舞われることもあります。
 
ちなみに、スイーツ親方として知られる
元大乃国、芝田山親方は
新庄村のヒメノモチ大使です。
 
2つ目は、丸餅を煮る時に隠し技が出てきます。 
 
丸餅は「食べごろ」をお知らせしてくれるんです。
茹でていて、いい加減の柔らかさになると、
ぷぅ〜っと餅が浮いてきます。
 
餅の煮方にもコツがあります。
 
新庄村の丸餅は、焼くのも美味しいんですが、
やっぱり「煮餅」がいいです。
 
もともと、つく時に打ち水を一切しないため、
水分が少なく、粘り強いという特徴があるのですが、
だから、煮るといい感じの柔らかさになるんですよ。
おまけに水も濁らないので、料理が映えます。
 
私は、新庄餅の澄んだお雑煮(正月だけじゃなく
普段食いするのが一般的)がとても好きです。
出雲文化の影響も大きく、
海苔にこだわりがあるようです。
わざわざ十六島海苔(海女さんが手摘みする岩のり)を
島根まで仕入れに行って、椀に盛ります。
海の香りと相まって風味豊かな雑煮になります。
 
まあ、あなたも新庄村の丸餅を、
新庄村風にお召し上がりいただければ、
どうして新庄村の人が、
餅専用の冷凍庫を持っていて、
そして一年中餅を食べているのか、
理由が分かると思います。
 
 
私は今ではすっかり『丸餅』派です。
(新庄村産ヒメノモチ)
丸餅は手間だと思ってましたが、
慣れると、作るのも苦じゃないです。
アートだと思って割り切るしかありませんからね!
 
https://www.facebook.com/tacaquito/videos/2305882402778242 

 
 
PS。
丸餅になる様子を動画に収めました。
手の平で最後にグッと押した時に、
餅の弾力で、盛り上がる様子が確認できます。
 
今日一晩乾かして、明日は袋詰め作業です。
新庄村の12月は「餅」一色となります。
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