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旅育パパの『五大陸留学旅行』のススメ(何用あって毎月世界へ?)

若いときには旅をせよ! 30歳まで20カ国をバックパック旅してきましたが、これからは家族で5大陸制覇しながら『旅育』に励みます。異国の自然・文化・語学を吸収して『五感』解放国際交流!(体験=神経発生天才児を作る近道です)
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「人間の条件(五味川純平・著)」を20年ぶりに読み直してみた…

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昔バックパッカーだった私は、

どこかのユースホステルで五味川純平氏の
「人間の条件」(1956年刊行)を手にしました。
 
たった1個のおにぎりで…
 
結末の後味の悪さが衝撃的でした。
人間って何なんだろう?
 
やるか、やられるか?
生きるか、死ぬか?
  
終戦間際の極限下の人間の有様を描いた小説に
自分だったらどうしただろう?
20代の頃、そんなことを考えさせられました。
 
まあでも、呑気だったんでしょうね。
 
それほど深刻に捉えることもなく、
ただおにぎり1つを欲して
死んでしまった梶の死
 
その衝撃の余波だけが
いつも心のどこかに引っかかっていました。
 
人間の条件(五味川純平)書評 

その当時の若さの倍くらい
歳を重ねてみて読み直してみると、
随分、思うところ、共感するところ、
変わっていることに驚きます。
 
そもそも物語の内容を
あんまり覚えていなかったという
記憶力のひどさが我ながらセンセーショナルでした。
 
たまたま昨日、88歳、昭和6年生まれという
戦争体験者と直接話す機会がありました。
 
「変な質問になるかもしれませんけど、
 こんな川柳があるんですが、
 
『もしかして、今が戦前なのかしら?』
 
 今の時代の雰囲気って、
 戦前の頃と似てるんですか?」
   
「いや、全然戦前の雰囲気とは違います…。」
 
そうかぁ、
ちょっとホッとしました。
 
戦争ってやっぱりこんなに生半可なもんじゃないよな、
もっとピリピリ、針のムシロって感じで
生きてる心地なんてしないんだろうな。
 
そんなことが、一瞬、頭をかすめます。 
 
「自分は、戦争なんて
 人間の精神がギリギリのところで
 生きてきた経験なんてないからな、
 何にもわかっちゃぁいないよな…。」
  
しかし、先ほどの川柳の返歌に
こんなものもネットには流れています。
 
『いえまだ、敗戦国のまま』
 
そういう点では、
自分は、
戦争そのものを体験したことはないですけど、
  
敗戦国で生まれたという経験者です。
 
昭和・平成と生きて来た40代の1人として
考えて来たこと、
これからの将来について期待しているものがあります。
  
過去を直視することは、
面倒臭い作業にも感じますが、
過去に学ぶことは大事です。
 
テーゼ→アンチテーゼ→ジンテーゼで
進化した世界をつくれます。 
  
たとえば過去に
「戦争が正義」という理論(テーゼ)があったとして
 
そこの反省点やデメリットを踏まえて、
「反戦、平和が正義」という
反論(アンチテーゼ)が出てきます。
 
そのどちらの主張にも一部正しさはあり、
そのどちらもどこか間違っているわけです。
 
でも、それらの主張者が
自分が絶対正しいということを言い張って
相手を完全拒絶してしまうと、
そこに摩擦・争いが起こります。
 
その両者の言い分、メリット、大義を
両方包み込むような、
あるいはまったく全然別の角度から
両者の主張がストンと腑に落ちるような
そんな世界観をつくれないものでしょうか?
 
理解とか共感とかいうのが
そのキーワードだとは思うのですが…。
 
専門用語で言うと、
「ジンテーゼ」とか言うそうです。
 
たとえば、
侵略戦争をして、リーダーシップを取る。
 
これまでの既存の戦争の概念で
武力や威圧で世界征服するのではなく、
 
今よりも地球がよくなるビジョンをもって、
教育、自由、健康、経済を導き
人々を進化させる。
 
平和も実現できて、
個人も、社会も、世界も全体でよくなる道を作る。
  
そしてこれが『最終形』ということではなく、
ここがまたテーゼになって、
アンチテーゼ、ジンテーゼが繰り返されて、
どんどん進化が加速して、
地球全体がよくなる、そんな道は?
   
そういうメタ視点を持てたらいいなという意識で
トレーニングのつもりでも
本を読んでいます。
  
小説とはいえ、
実際に自分が現地にいるかのような
呼吸・鼓動になってきます。
 
自分がもし、
梶だったらこのとき何と言った?
もし、収容された捕虜だったらどう行動した?
もし、娼婦だったら?
 
そして、想像するのです。。
 
もし、
 
日本がもう一度
戦争に突入していったら?
 
そのとき自分はどう行動する? 
家族をどう守る? 
 
戦争が起こるかどうかなんて分かりません。
 
youtubeなんかを見ていても、
未来からの予言者が、
2018年とか2019年とか2020年
 
第3次世界大戦勃発!
 
とか言っています。

未来のことなんて、
予測不能、今を楽しんで生きる!
 
賛成です。
 
でも、未来のシナリオは
3パターンくらいは予測して
心の準備をしておくのがよさそうです。
 
最悪シナリオ
普通シナリオ
ベストシナリオ
 
備えあれば、
パッと動ける。
 
そう思います。
  
人はイメージできないことは
創造(行動)できないと言われています。
 
だから、
自分は最悪シナリオもイメトレします。
 
なので、
今日の気分は
 
第2次世界大戦、真っ只中
 
かなり、思考が刺激されています。
 
 
PS
五味川純平さんの
人間の条件からタイトルを拝借して
「家族の条件」とタイトルをつけて
本を出しましたが、かなり恥ずかしい…。
 
どこがが?
 
五味川純平氏による前書きによると、
 
「ところで、何を書くにしても、それが物語であるならば、
 面白くなければならない、という観念から私は離れられない
 ー面白く書けたかどうかは別としてー。
 私がここで云う面白さは、
 練達の文学者たちからは「通俗」だと誹謗されそうな面白さである。
 もし大衆の健康な欲望が求め、
 親しみやすいと感ずる面白さがそういうところにあるのだとしたら、
 私はそれを探したい。」
  
すごいなー。
 
戦争という難しいテーマを扱いながら、
そこに人間が求めている本能をも満たす
娯楽・快楽の要素を入れられるスキル…。
 
実際にかなりエロティシズム満載ですし、
暴力、権力への抵抗、男女の駆け引き、食う、盗む、逃げる…
すごく多角的な描写で、
 
よくこんなに登場人物の気持ちになりきれるなぁ、
感心しきりです。
   
真似たいものです。
 
まだプロローグしか出してなくてよかった。
本編(近日発表)に期待してください。

(小説ではなく、基本自伝ですが、 
 現実は小説よりも奇なり、とも言いますし。)
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